気骨の判決2021/09/12

宝塚大学漫画分野の教授でもある、竹内一郎先生が主催されている「演劇集団ワンダーランド」による、第49回公演「気骨の判決」を、ラゾーナ川崎プラザソルにて観劇して参りました。
僕の立体作品をポスター、パンフレット等のビジュアルイメージに使っていただいたご縁からご招待頂き、デザインを担当された松吉太郎さんと一緒に、見に行ったのですが、実は川崎駅で降りるのは生まれて初めてであった気がします。
川崎と云うと、小学校の社会科見学での「工場地帯」というイメージが、自分の世代ではつい浮かんで来てしまいますが、時は移り、当たり前ですが駅から煙突は1本も見えず、駅前のラゾーナ川崎は海外のショッピングモールのような広大さで、大いに面食らいました。
劇の内容は太平洋戦時下において、権力や大政翼賛会等の圧力にも負けずに、法を順守した判決を下した実在の判事の物語です。空気を読むとか、説明不足とか、何かとなし崩し的な事が横行している現代に置いて、意義のある演劇だと感じました。