現在開催中及び来月の展示2021/09/23

毎年のように参加させていただいているグループ展示を2つご案内致します。
一つめは京橋オルテールでの「翼のあるひと」展。紹介が遅くなりましたが、こちらは今週一杯までです。
もう一つは恵比寿のギャラリーMallでの、東日本大震災、復興支援チャリティー「素敵に食卓(日本酒ラベル展Ⅻ)」福を呼ぶ。こちらは10月26日から31日までとなっております。画像はラベル展の出品作で、陶板に描いた作品です。
どちらもついでがございましたら、お立ち寄り下さい。

マッチの日2021/09/22

勤務先の宝塚大学イラストレーション分野で毎年制作している、学生の作品集が出来上がりました。今年のテーマは「マッチ売りの少女」です。本来ならば去年に発行されているはずだったのですが、コロナの影響で延期となっていたものです。(まあ、それもあるのですが、さぼっていた面もあります)
巻末には「マッチ売り」に因んで、マッチのラベルを特集して紹介しています。むしろこちらの方が、編集の大変さに於いてはメインだったかもしれません。
8月の暑い日にマッチラベルの大コレクターである加藤豊さんを、2回に渡り取材致しました。加藤さんは大変熱心に協力して下さいました。マッチには販売用と広告用の2種類があり、加藤さんのコレクションは明治時期の販売用(商標マッチ)が中心です。一方広告マッチの方は本学講師の松吉太郎さんのお爺さまが船員時代にスクラップしていた、各地のカフェーのマッチラベルを中心に紹介しています。こちらは1930年代のコレクションです。
そして本が刷り上がり、大学に到着したのが9月16日で、何とこの日は偶然にも「マッチの日」でありました。

谷口広樹さん2021/09/15

青山のギャラリーspace YUIで、2018年の始めに2人展をご一緒した谷口広樹さんが、去る8月30日に急逝された。大学での講義の最中に倒れられたとのことである。64歳であった。
谷口さんはイラストレーションだけでなく、グラフィックデザイン、純粋絵画、大学教授と、その活動は多岐に渡り、いずれにおいてもその才能をいかんなく発揮されていた。純度の高い大きな抽象画も描けば、気が遠くなる程細かい、無印の看板イラストの依頼も引き受けて描かれていた。その振り幅の大きさから、ご本人に「谷口さんが何処を目指しているのか判らない」と申し上げた事があるが、氏は笑っていた。
谷口さんが無くなった時、氏は西荻で個展を開催中でもあった。遺影でも飾ってあったら辛いなと思いながら最終日に伺ったのだが、いつでも奥から谷口さんが現れそうな、何も変わらぬ自然な展示で、感傷に溺れずに見ることが出来てとても良かった。谷口さんの作品はタイトルがいつも凝っている。人生訓のようであったり、心情吐露のようでもあったりする。今回の作品の中に「山は数あれど頂上は一つ」といったタイトルの作品があった。私はこのタイトルを見たとき、谷口さんが目指す方向性の謎が解けた気がした。私のような怠け癖のある人間には理解出来ない程の、大いなる創作エネルギーが、氏を突き動かしていたのであろう。
画像は2人展の際、谷口さんがデザインしてくれたシルクスクリーンによるポスターである。

気骨の判決2021/09/12

宝塚大学漫画分野の教授でもある、竹内一郎先生が主催されている「演劇集団ワンダーランド」による、第49回公演「気骨の判決」を、ラゾーナ川崎プラザソルにて観劇して参りました。
僕の立体作品をポスター、パンフレット等のビジュアルイメージに使っていただいたご縁からご招待頂き、デザインを担当された松吉太郎さんと一緒に、見に行ったのですが、実は川崎駅で降りるのは生まれて初めてであった気がします。
川崎と云うと、小学校の社会科見学での「工場地帯」というイメージが、自分の世代ではつい浮かんで来てしまいますが、時は移り、当たり前ですが駅から煙突は1本も見えず、駅前のラゾーナ川崎は海外のショッピングモールのような広大さで、大いに面食らいました。
劇の内容は太平洋戦時下において、権力や大政翼賛会等の圧力にも負けずに、法を順守した判決を下した実在の判事の物語です。空気を読むとか、説明不足とか、何かとなし崩し的な事が横行している現代に置いて、意義のある演劇だと感じました。

京都アスタルテ書房2021/09/02

銀座人形館での個展が終了して息つく間も無く、京都アスタルテ書房にて9月3日より個展が始まります。京都での個展は初めての経験で、ぜひ会場には行ってみたいのですが、コロナの影響で今のところ行く予定は立っていません。
アスタルテ書房は古書店を兼ねた空間で、送っていただいた飾り付けの写真を見ると、あたかも昔から飾られていたかのようでした。

銀座人形館にて個展2021/08/25

27日(金)より銀座人形館にて個展を開催します。
これは名目上、去年出版した本「書物の幻影」の第2回出版記念展と言う事になっていますが、本来ならば去年中に開催すべきだったのですが、コロナ等、諸般の事情でこのような時期の開催となりました。同会場で行われていたグループ展に出品していた作品も、引き続き展示される予定です。
普段は人形の展示が多いため、そんなに展示スペースは無い印象があったので油断をして、小品を中心に搬入したのですが、平面作品の展示だと結構な空間が出現し、急遽大きめの作品も追加する事に致しました。20数点の作品数となる予定です。

またまた展示の季節到来2021/08/22

毎年秋が近づいてくると、参加している展示会も増えて参ります。既に始まっている銀座人形館のグループ展を皮切りに、ほぼ途切れる事無く、年末まで怒濤のごとく展示会が控えています。このブログでも、毎月複数の展示会のご案内をする事になりそうで、画像の作成が大変そうです。
まずは人形館での加藤俊章さん企画のグループ展、濃厚なメンバーに混じって、私一人、軽い絵を出しています。
もう一つご紹介するグループ展示は早稲田のドラードギャラリーでの「画家達のつむぐ月物語」展。こちらは9月4日からで、少し間が空いているようですが、実はこの間2箇所での個展が挟まっているのですが、そのご案内は次回。

始まりました。東武個展2021/07/09

東武での個展、北見隆回想展「magical mysterious night」が、昨日より始まっています。
土日閉廊等も無く、最終日5時終了以外、7時までオープンしております。写真下は一見賑わって見えますが、実は授業の一環として、学生達を連れて来たのです。また、今回初の試みとして、オンライン授業として、僕が会場から中継を行い、作品を1点ずつ紹介いたしました。学生からの質問に答えながらの双方向授業となりましたが、はたして学生達には展示会場の気分を味わって貰えたでしょうか。

回想展2021/06/23

コロナの影響で、延期となっていた展示会が7月に開催されます。

第16回池袋モンパルナス回遊美術館
北見隆回想展 MAGICAL MYSTERIOUS NIGHT
7月8日(木)〜14日(水)*最終日5時閉廊

昨年までは池袋ゆかりの作家である江戸川乱歩をテーマに、20名程の絵描きさんが参加する、「乱歩先生とわたし」が3回行われて来ましたが、今年は私単独の展示となります。当初「北見隆回顧展」として企画されましたが、死亡したと勘違いされそうなので、「回想展」としてもらいました。今のところ、土日も開廊予定となっています。

対談2021/06/22

恩田陸さんの「薔薇のなかの蛇」を装幀した事は以前にもお伝えしましたが、この物語に登場してくる、理瀬という女の子のシリーズが刊行されるのが17年ぶりということで、恩田さんとの対談が編集部で企画され、先月行われました。
対談場所は講談社の貴賓室と云う、戦前からのクラッシックな格式ある部屋で、おそらく歴代の文豪達もこの部屋を訪れたに違いないと思うと、身の引き締まる想いでした。対談自体はさほど緊張もせずに行えましたが、帰ってから何を話したのかさっぱり思い出せなかったので、やはり緊張していたのかもしれません。対談内容は小説現代7月号に掲載されています。