片渕監督講演会2017/05/21

 2016年度の日本映画の賞を総なめにしたアニメーション映画「この世界の片隅に」の片渕須直監督の講演会が、宝塚大学新宿キャンパスにて開催されます。
 僕もこの映画、新宿の劇場で見て来ましたが、絶対泣かされると人から事前に聞いていたので、注意して観ていたのですが、やはり泣かされました。最近の日本映画はやたらと感動を売り物にしていて、いささか食傷気味ですが、この映画は決して戦争による悲劇的な場面で泣かされるのではなく、登場人物達の人生や、当時の風景、風物に対する監督の誠実な慈しみの気持ちに感動させられている事に、見終わって気が付きました。主人公が絵を描く事が好きと言う事もあってか、アニメーションならではの表現も多く、視覚的にも楽しんで観る事が出来ました。
 ただ誠に残念なのは、講演当日は自分が担当する体験授業の「様々な画材を使ってイラストレーションを描く」の時間と丸かぶりしていて、せっかくの講演を僕は聴く事が出来ないと言う現実です。

黒一点2017/05/04

 今年に入ってから、月に1度のグループ展への参加がすっかり定着しておりますが、5月はこの展示、「魔法の箱」展に参加しております。場所は今回初めて出品させて頂くGallery ARKという横浜にあるギャラリーで、出品者でもある柘榴さんという、若い、力のある作家さんのお声掛かりで参加させて頂く事になりました。
 出品者のお名前を見ると初めてご一緒する方達が多く、お会いして確認していないので断定は出来ませんが、僕以外はおそらく全員女性作家ではないかと思われます。紅一点ならぬ黒一点の参加となりそうです。
5月11日(木)〜5月20日(土)日曜休廊
11:00〜18:00(最終日17:00)

キノコ展開催2017/03/12

有楽町からほど近いスパンアートギャラリーにて、キノコをテーマにした企画展が開催されます。これは町田真琴さんという、キノコに造形の深い作家さんの、お声掛かりで集まったメンバーによる展示会です。キノコ尽くしの展示会、はたしていかがな展開になります事やら。他の参加者の作品を早く見てみたいです。
4月22日(土)〜5月2日(火)
11:00〜19:00(最終日17:00)
*4月26日(水)は休廊となります。

銀座人形館2017/03/12

 初めて展示させて頂く場所ですが、画廊ではありません。アンティーク人形の専門店です。一歩お店の中に入ると、ここが銀座の中心である事を忘れてしまうような空間です。旧作が中心の展示ではありますが、楽園に因んだ作品を9点程展示する予定です。
 古くからの知人でもある、イラストレーターの加藤俊章さんご夫妻のお誘いで、今回参加する事になりました。DMデザインはデザイナーの奥様の手に依るものです。またもうお一人の参加者、小澤清人さんは僕が現在年に一度お世話になっている、現代童画会の会長さんでもあります。
 最近は全く新規の依頼より、古くからの知人の伝手で、仕事のお話をいただくことが多くなって来た気がします。若い頃のご縁の大切さを、つくづく感じる歳になって参りました。

3月17日(金)〜3月22日(水)
11:00〜19:00

受賞パーティー2017/02/26

 受賞パーティーといっても、勿論自分のではありません。長年書籍の表紙でお付き合いのある、恩田陸さんがこの度直木賞を受賞され、そのパーティーに出席してまいりました。出版社のパーティーは何社も経験しておりますが、大勢来場者はいるのに、同業のイラストレーターと一人も会わないパーティーは、今回が初めてでした。ブックデザイナーの方は数名いらしていたのですが、それだけイラストレーターの社会的存在意義が、薄くなったのかもしれないな…、などと感慨深い思いもありました。でもまあそのお陰で、この日は人との挨拶にわずらわされることなく、帝国ホテルの美味しい料理をゆっくり堪能する事が出来ました。最後に恩田さんとも久方ぶりにご挨拶する事が出来ましたが、恩田さんはこの日は約二時間、列をなす来場者との挨拶に追われ、さぞお疲れだった事と思います。恩田さん、この度は受賞おめでとうございました。そして、お疲れさまでした。

忘れておりました2017/02/23

 急遽参加が決まったグループ展の情報を、Upするのを忘れておりました。会期は残り3日間となってしまい、ほとんど告知の意味がないですね。今年は前半だけで、あと4箇所のグループ展に参加する予定です。何処のギャラリーからも、数点出品するように言われていて、計算で行くと1週間に1点は新作を制作せねば間に合いません。スロースターターの僕に、果たして対応出来るのか?!ちなみに現在オルテールで開催中のこの展示会では、旧作6点を出品しております。最近はイラストレーションの仕事が減って、代わりにグループ展示のお誘いが増えて来た気がします。かつては年に10回以上、個展を開催していた時期もありましたが、個展の方が展示する会場が離れているため、同じ作品を回転させる事が多く、楽な場合があります。一方グループ展はそのために新作を数点描くので、返って大変かも知れません。

トンドの夢想家達展20172016/12/29

円形、もしくは楕円形の絵を29人の画家が競作する「トンドの夢想家達」展が、新年1月10日より開催されます。ギャラリーオルテールは少し古びたビルの地下にある画廊で、初めての方はちょっと入り口が判り憎いかもしれませんが、行けば画家でもあり、オーナーでもある井関さんが歓待してくれます。
ちなみに今年の僕の作品は楕円の小品を出しています。絵自体は小さいので、額装でかさ上げしてあります。
なお開廊日が限定されておりますので、見に行かれる方はご注意下さい。

桃太郎電鉄20172016/12/20

 この度、6年ぶりに任天堂より発売されるゲーム「桃太郎電鉄2017 立ち上がれ日本!!」に、大勢登場して来るキャラクターの中の一人、ナイトメアボンビーのデザイン画を担当させていただきました。
 ゲームキャラクターは初めての経験で、どう描いたら良いものやらと大いに悩みましたが、ちょうど依頼時期に自分の作品集のために描いていた、「不思議の国のアリス」に登場する、気違い帽子屋をモデルにして、「悪夢のツアーガイド」という設定で描いてみました。パッケージの絵を見ても、他のキャラクター達から浮きまくっている気がして、桃鉄ファンにとって違和感が無いか、ちょっと不安です。
 桃鉄の制作者のさくまあきら氏とは、高校の同級生で、そのご縁から、彼の公私共にベストパートナーであり、僕の作品のコレクターでもある、奥様の真理子さんを通して、僕に絵の依頼をして来てくれました。
 高校時代、さくまくんが詩を書き僕が絵を付けて、肉筆の詩画集を作ったのを良く覚えています。今にして思えば、雑誌「詩とメルヘン」の先駆けといったところでしょうか。後に僕がずっとお世話になる仕事を、予感していたような作品集です。そして、この作品集作りの楽しさが、僕をアートの道へと導いてくれたような気がしています。厚き友情と奥様に感謝!

新春初展示2016/12/17

 2017年の1月10日より、あらかわ画廊にて2人展が開催されます。僕の作品はオブジェ、タブロー、ドローイング、版画と、いつものパターンになりそうです。新春らしく明るい作品を出したい所ではありますが、どうなることやら…。
 なお、同日より同じ京橋のギャラリーオルテールにて、おなじみの「トンド(円形作品)展」も開催されます。こちらの情報はまた改めて、DMが出来次第ご紹介します。
*DMの出来が遅れている原因は私にあります。誠に申し訳ありません。

行って参りました小川未明文学館2016/12/13

 さる11月27日、上越高田にある小川未明文学館にて、小川未明に関する講演会を行って来ました。講演会といっても30人弱の人数で、こじんまりした落ち着いた室内での講演ですから、普段の授業の延長のような感じで、思ったより緊張せずにしゃべる事が出来ました。事前にパソコン上に画像を50点程準備していたので、それもあって、安心して講演が出来たのかもしれません。
 前回にも書きましたが、講演タイトルは「小川未明作品の視覚化と宮沢賢治作品の視覚化を比較して」という仰々しい物です。自分でタイトルを考えておきながら、僕はその両者の専門研究者ではありません。単に二人の作品に挿絵を付けたことがある、というだけの人間です。
始めに自己紹介的に僕の過去の作品を見ていただき、イラストレーターという仕事を理解していただいた上で、その後本題に入りました。「宮沢賢治の話は下から上に向かい、小川未明の物語は右から左(横)に進む」等、僕が両者を読み比べて感じた事、比較分析や感じた事など自分なりの意見を、誤解を恐れずお話しして来ました。
 後で伺うと、聞きに来ていただいた方の中には、未明研究ご専門の上越教育大学の先生を始め、その研究会の皆さんもいらしていて、「あー、この人解っていないなー」と見抜かれてしまったかもしれません。メモを取りながら聴講している熱心な研究会員の方もいらして、僕も公演中大いにうろたえましたが、なんとか時間通り終了する事が出来、お役目を果たし一安心して帰路につきました。