行って参りました小川未明文学館2016/12/13

 さる11月27日、上越高田にある小川未明文学館にて、小川未明に関する講演会を行って来ました。講演会といっても30人弱の人数で、こじんまりした落ち着いた室内での講演ですから、普段の授業の延長のような感じで、思ったより緊張せずにしゃべる事が出来ました。事前にパソコン上に画像を50点程準備していたので、それもあって、安心して講演が出来たのかもしれません。
 前回にも書きましたが、講演タイトルは「小川未明作品の視覚化と宮沢賢治作品の視覚化を比較して」という仰々しい物です。自分でタイトルを考えておきながら、僕はその両者の専門研究者ではありません。単に二人の作品に挿絵を付けたことがある、というだけの人間です。
始めに自己紹介的に僕の過去の作品を見ていただき、イラストレーターという仕事を理解していただいた上で、その後本題に入りました。「宮沢賢治の話は下から上に向かい、小川未明の物語は右から左(横)に進む」等、僕が両者を読み比べて感じた事、比較分析や感じた事など自分なりの意見を、誤解を恐れずお話しして来ました。
 後で伺うと、聞きに来ていただいた方の中には、未明研究ご専門の上越教育大学の先生を始め、その研究会の皆さんもいらしていて、「あー、この人解っていないなー」と見抜かれてしまったかもしれません。メモを取りながら聴講している熱心な研究会員の方もいらして、僕も公演中大いにうろたえましたが、なんとか時間通り終了する事が出来、お役目を果たし一安心して帰路につきました。

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