鉄人展示レース2011/12/20

11月から12月にかけて、何故か今年は例年に無くグループ展が続いており,さながら展示の鉄人レースの様であります。東武での個展が終わるや否や、
スパンアートギャラリー(銀座)「少女幻想」展、
ギャラリーハウス MAYA(青山)「refrain」メメント・モリ、
スペースユイ(南青山)fig. 玩具図譜展、
東武百貨店(池袋)メルヘニズム/夢想の記述展、…と展示会が連続しております。
僕の出品作品もそれぞれ画廊ごとに作風がまちまちで、リアリズム表現、立体作品、ブリキ玩具、イラストレーション等々。これらの出品作を一同に並べてみると、知らない人はとても同一作者のものと思わないかもしれません。作家によっては一つの作風を生涯追求して行くタイプの人もいますが、飽きっぽい僕は、どちらかと言えば色々な表現方法を試してみたいタイプだと思います。一見バラバラでも作品を全部並べて上空から見て、それが僕の姿形をしていればそれで良いのでは…と、勝手に思っています。もっとも、僕がどんなにがんばって作風を変えて作ったところで、所詮一人の人間から出て来たものです。技術上の壁も有り、趣味とか癖とか匂いとかが、少しずつ漏れ出ているかもしれません。今後も創りたいもの、自分で見てみたいものを、試行錯誤しながら創作して行きたいと思っています。もっとも、思い付きの作品ばかりで、画廊にとっては端迷惑な話かもしれませんが。
*写真は制作途中のギャラリーハウス MAYA出品作と、木工所と化し、なかなか片付かない仕事部屋。このまま年越しか。