教室を出よ、街に描け2011/09/14

かつては暗いイメージで有名だった、新宿大ガード下。新宿警察からの依頼により、ここに宝塚大学イラストレーションコース、HAL東京、東京モード学園の3校で分担して、20枚の絵を描く事になりました。目的は落書き防止のボランティアですが、学生達はむしろ「震災後の今こそ街を元気に」といった意識で描いていた様です。普段は教室で課題をこなす日々ですが、この時ばかりは自分の絵を街の人に見てもらえるチャンスと、課題では見られない集中力とスピードで、絵を仕上げていました。色数も限られた慣れない水性ペンキでの描画でしたが、指導して下さった吉田光彦先生のお力もあって、見応えの在る絵が並びました。ちなみに向かって左(西)から10枚がイラストレーションコースの学生作品です。
この除幕式が9月初めに行われましたが、これがこちらの想像をはるかに越える大騒動で、新宿区長を初め、新宿警察およびJR東日本関係者、地元振興会長、よしもと芸人、新聞・テレビ局各社、それに3校の学生達でごった返しました。大きなニュースが無かったせいもあってか、同日、翌日のテレビや新聞でも多数取り上げられました。新宿という立地を活かし、今後ともイラストレーションコースでは「教室を出よ、街に描け」を実践して行きたいと思っています。でも今回、実際の作業は教室でしましたけど…。

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