小川未明十二冊の本2015/11/10

 今から一月後の12月9日より、恵比寿のギャラリーMalle(マール)にて「小川未明十二冊の本展」が開催れます。これは12名の装画家と10名の装幀家が組んで、12冊の小さな絵本を制作及び展示する企画展で、僕は今回「赤い船」という物語を選び、10点程の挿絵を描き下ろしています。(正確には作りおろし)
 当初、絵と立体作品で本を構成しようと思っていたのですが、作りながら考えるという僕の計画性の無さから、出来上がってみると全てが立体作品の絵本となってしまいました。想像以上に作業は手間取り、締め切りをとうに過ぎてもなかなか終らず、結局今年の夏を、まるまるこの本の制作に費やす事になってしまいました。その甲斐あってか小さい本ながらも、なかなかの力作になったのではないかと自負しています。(まだ現物を見てはいませんが…)
絵本は限定100部で、展示会場で販売される予定です。
 なおこの本の装幀、並びに全体のアートディレクションは、古い知り合いであるにもかかわらず、未だ一緒に組んで仕事をした事の無かった、菊池千賀子さんがご担当されています。

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