溶けた屋根瓦2014/08/15

【庭から発掘シリーズ第2弾】
以前、庭から土器片が出土した事を書きましたが、同じ周辺から溶けた屋根瓦を発見いたしました。私の住む街のこの辺りは戦時中アメリカ軍から焼夷弾の猛爆を受け、一面焼け野原となったそうですが、200メートル程離れた通りの向かい側には、未だに戦前の家屋が空き家となって数件残っています。はさんだ通りが延焼を防いだのかもしれません。実家の蔵も直撃を受け、全てを消失致しました。以前、蔵跡のあたりから瓦の他に、折り重なったまま溶けてくっついた、お皿なども出てきた事がありますが、それらは公共の歴史資料館に寄贈されました。陶器が溶けるほどのいかにもの凄い火炎地獄であったかが伺い知れます。