建石修志展開催中 ― 2011/10/09

10月8日から21日まで、銀座青木画廊にて建石修志さんの画集出版記念展「紙片の狭間へ」が開催中です。混合技法で描かれた、人間業とは思えぬ緻密な描写が見る者を圧倒します。ご本人はシュールレアリズムからの影響を語られていますが、その画面構成に不条理さは無く、数学の定理のように厳格です。また同画廊から刊行された画集も会場で販売されていますが、充実した内容で定価2,800円とお買い得。波瀾万丈の人生を綴った巻末の年譜が圧巻で、これでも随分端折ったとの事。次回は是非自叙伝を出版して下さい。バーコードの無い、禁欲的な美しいブックデザインの一冊です。
*写真は人々の喧噪が過ぎ去った後、自作を前に一人画廊にたたずむ建石氏。その胸に去来する物は…。
*写真は人々の喧噪が過ぎ去った後、自作を前に一人画廊にたたずむ建石氏。その胸に去来する物は…。
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