セツコの部屋2022/01/03

展示会場などで時々お目にかかりご挨拶する、イラスト会の大先輩、田村セツコ先生にお呼ばれして、池袋コミュニティカレッジの講座「ようこそ!セツコの部屋へ」に、お邪魔して参りました。去年の末の事です。
「みんな大好き」という言葉がぴったりのセツコ先生の、天真爛漫なキャラクターに乗せられて、あっという間の1時間半の講座でしたが、お話しした内容は僕が大学で行っているのとほぼ同じだったため、果たして受講生の皆さんやセツコ先生に、興味を持っていただけたのかどうか心配です。当日は資料として、大学で作った作品集「マッチ売りの少女」も配布してきました。
 講座の終わりにセツコ先生から「受講生に最後に一言を‥」と急に振られ、気の利いた答えが咄嗟には浮かばず、「人生を楽しんで下さい。」とお答えしました。

神戸芸術工科大学2022/01/22

 先日、兵庫県の神戸芸術工科大学にて特別講義を行なってきました。これは同業者でもあり、同大学の教授でもある寺門孝之さんのお招きにより、実現いたしました。体力やコロナ等、様々な理由から行く前は若干不安もありましたが、寺門さんや助手さんの親切なご対応により、無事講義を終えることができました。講義内容は私の専門である書籍の挿画などについて、お話をしてきました。途中ワークショップと称して、学生たちに白いマッチを配り、ラベルのイラストを描いてもらったのですが、これが想像以上に出来が良く、やはり日頃からこの大学で教えていらっしゃる、先生の指導が良いのかも・・、などと少し落ち込みもしました。兵庫は戦前よりマッチ産業が一番盛んな県でもあります。卒業制作に、地場産業のマッチラベルなど如何でしょう、と講義を締め括ってきました。
 翌日は午後から新宿で授業があるため、新神戸駅前のホテルに一泊して、昼までに東京に戻るという観光抜きのハードなスケジュールでした。現在東京にお住まいの寺門さんは、これを毎週、週に1〜2回行なっているとのことで、その心身のタフさに大いに驚かされます。
*画像は助手の長松朋美さんがデザインしてくれたポスターです。