展示会の延期2021/05/20

5月13日から予定されていた、北見隆回想展「Magical Mysterious Nightが、7月に延期となりました。
これは池袋モンパルナス回遊美術館の一環として行われる展示で、ここ数年はグループで、江戸川乱歩に纏わる展示を行っていたのですが、今年は僕一人で展示する事となりました。
毎年秋に行っている会場より広いため、5月展示はきついなーと、思っていたら会期が延期となり、正直少し心の余裕が出来ました。

17年ぶりに装幀2021/05/21

恩田陸さんの単行本を17年ぶりに装幀いたしました。これは「三月は深き紅の淵を」からはじまる、講談社の「理瀬シリーズ」の5冊目になります。なぜ17年も間が空いたのかというと、その間、恩田さんは大きな賞も取られ、どんどんお忙しくなられて行ったからに他なりません。小説誌「メフィスト」に掲載されていたのですが、掲載ぺージはどんどん短くなっていき、一冊の単行本にまとめられるまで、時間がかかったと云う事です。ただ、そのお陰で、連載中に僕が描いた挿絵も、約20点収録されています。次の刊行も17年後だとすると、僕は居ませんのでと、恩田さんにお伝えしました。
なお、今回は過去の単行本の表紙を使って作ったポストカードが、4種の内1枚、初回のみ特典として挟まっています。

6月参加のグループ展2021/05/27

近々開催される、2箇所のグループ展示をご案内します。
Bunkamuraギャラリーと、初台の画廊喫茶「ザロフ」での展示です。ザロフは今回初めて出品する画廊で、鋭利な角地に建つ古い木造店舗を改装した、雰囲気のありすぎる画廊喫茶です。画廊喫茶というとお茶を飲まないと絵を見られないと思われがちですが、ここは喫茶室が1階で、その上が展示室となっています。ただ展示室に上がるのには靴を脱いで、老人には過酷な急階段を登り降りせねばなりません。オーナーの石井さんに伺うと、ここは昔美容室で、2階は住み込み部屋であったとか。三角形のユニークな空間のギャラリーです。靴下に時々穴があいている事のある僕などは、要注意のギャラリーです。