美と退廃の人口楽園2017/08/20

「デカダン……美と退廃の人口楽園」とは仰々しいタイトルですが、同名の展示会に参加いたします。
会場は今年の3月にグループ展に参加した、銀座人形館内の「サロン・ド・アンジュ」です。考えてみると私の作品には全くデカダンの要素に乏しいように思われます。美と退廃に耽溺するといった背徳的かつ文学的日々とは、無縁の暮らしを送っているせいかもしれません。果たして今の日本で、いったいどれだけの人が美と退廃の優雅な生活を送れているのでしょう。少なくとも自分の身の回りには見当たりません。仮にそういう生活を送ってみろと言われても、何をしたら良いのか想像も出来ず、うろたえるばかりでしょう。そんなわびしい現実からしばし離れ、9月1日からの人口の楽園展をお楽しみ下さい。